こんにちは。のん暮らオヤジです。
今回よりマレーシアでのロングスティを可能にするビザ「マレーシア・マイ・セカンド・ホーム」(通称:MM2H)を取得するためにはどうすればよいかについてお話させて頂きたいと思います。
MM2Hって誰でも取れるの?
MM2Hはマレーシアと国交のある国の方なら誰でも申請出来ます。
但し、承認を受けるためにはクリアしなくてはならない一定の条件がありますので、今回はその条件がどの様なものであるかについて説明していきたいと思います。
クリアしなければならない条件とは?
クリアしなければならない条件として以下の①〜④があります。
※条件は年齢が50歳以上か50歳未満かで変わってきます。
①資産証明書の提出
50歳以上 35万リンギット(約980万円)
50歳未満 50万リンギット(約1,400万円)
※リンギットはマレーシアの通貨で、1リンギット=28円で計算
現在保有している資産を証明する書類で、預金・有価証券等の複数資産の合計で構いません。
また夫婦で申請する場合は、配偶者の資産を合算することも出来ます。
証明書は銀行や証券会社に依頼すれば作成してくれます。(有料の場合があります)
尚、これらの証明書は全て英文で記載されていることが必要です。
注意点
不動産は証明の対象外です。
有価証券は証明対象になりますが以下の条件1〜3を満たさないと無効になりますので注意が必要です。
私も有価証券(株式)の証明書を提出しましたが、条件不備で2回も取り直す羽目になってしまいました。(涙)
下記の条件に注意しながら証明書の記載内容について、ご利用の証券会社等に早めのご確認をされることをお勧めします。
条件1
証明書は直近3ヶ月のものを提出すること。
マレーシア政府に提出する日が基準になりますので注意が必要です。
例:証券会社に証明書の作成依頼を行った月が9月だったので、直近3ヶ月分として6〜8月の証明書をお願いしていたが、マレーシア政府に提出した日が遅れて10月になってしまった。
この場合、必要な証明書の直近3ヶ月は7〜9月に変わります。
条件2
証明額は銘柄ごとの合計金額(単価×株数の合計)で記載されていること。
私が利用している証券会社の例ですが、日本円で証明する場合は株式の単価金額のみの記載になってしまいます。
しかし何故か日本円以外の通貨(ドルやリンギット)で証明書をお願いすると銘柄ごとの合計金額が表示されます。
何故その様な仕様になっているのか全く不明で、電話で応対してくれた担当者も分からないとのことでした。(・・;)
証明書に記載する通貨ですが、マレーシア政府への確認では特に指定はありませんでした。
まぁ日本円・USドル・リンギットあたりで出すのが無難ですね。(^_^;)
条件3
証明書には口座番号が記されていること。
これは当たり前の様な気がしますが、これまた私が利用している証券会社では、氏名と住所で本人であることを証明しているので、口座番号は記さないとのことでした。
他の国では問題なかった証明書であると証券会社の担当者から説明がありましたが、マレーシア政府に確認したら口座番号の記載がなければNGとのことでした。
何故、口座番号を載せないのか疑問は大きかったですが、とにかくお願いしてイレギュラー対応を取って頂き、口座番号付きの証明書を発行してもらいました。
この対応には複数回の電話のやりとりがあり、実に10日間も掛かってしまいました。(>_<)
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②収入証明書の提出
月に1万リンギット(約28万円)の収入証明が必要です。
この証明は給与、年金、投資の利子や家賃収入などが対象です。
そしてこの収入証明も夫婦で申請する場合は合算が可能です。
もし給与で証明するのであれば、直近3ヶ月の給与明細が証明書となります。
私が勤めている会社は、月給少なめ賞与多めの支給なので、月給だけでは月に1万リンギットの条件は満たせませんでした。
その様な時は賞与も含めた年間支給額を12で割ることで、月に1万リンギットの条件が満たせればOKです。
この時は源泉徴収票が証明書となります。
③有効期間が残っているパスポートの保有
あくまでも日本人が海外に渡航するという形なので、必ずパスポートは必要です。
注意点
MM2Hビザは最長10年まで滞在できるものですが、パスポートの期限を超えた滞在を認めるものではありません。
もしパスポートの残存期限が3年の場合、MM2Hの期限も3年になります。
この場合はパスポートを更新すればMM2Hも残りの期間分が付与されます。(別途手続きが必要)
この合計の期間が最長10年なんです。
私は数年後にMM2Hの更新手続きだけのためにマレーシアに行くのが嫌だったので、これを機に10年パスポートを新規扱いで更新しました。
通常の更新よりも手数料は多く取られてしまいますが、これでMM2Hはパスポートと同じ10年分が付与されることになります。(^.^)
④犯罪経歴証明書
名前を見た時に犯罪を犯してきた経歴?と思ってしまいましたが、逆で今まで犯罪を犯していないことを証明する書類です。
犯罪ってどの程度?
犯罪の程度ですが懲役刑だけではなく、罰金刑でもビザが出なかった例がある様です。
基準については不明確で、その時の担当者の裁量で決まってしまうことがある様です。
そして、この様なアバウトな判断はマレーシアではよくあるそうです。(>_<)
どこで発行してもらえる?
この書類は居住地の都道府県警察本部で取得します。
申請で一回、受け取りで一回は警察本部の鑑識課に行く必要があります。
尚、都道府県によっては受け取りのみ代理人を認めています。(私が住んでいる静岡県はOKでした)
そしてこの書類の作成に費用は不要で無料なんです。(^.^)
今回のまとめ
条件としては①〜④をクリアする必要があり、それぞれ証明する書類が必要になっています。
これらの書類をマレーシア政府が確認して、MM2Hビザを発行しても良い人物か否かを判断する訳ですね。
次回は、その他必要になる書類の説明についてお話していきたいと思います。
最後に
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