こんにちは、のん暮らオヤジです。

私は勤めていた都内の会社を辞めて、地方でのんびり暮らしています。

引退出来るほどの貯蓄はありませんので、地元企業に勤めております。

給与は大幅に減りましたが、都内の様な地獄の通勤電車は無くなり、休日出勤も残業もゼロです。

ご近所の方も本当に良い方ばかりで、移住してきて正解!と思う毎日ですが、全てが良いことばかりではありません。(>_<)

私自身としては意外だ!と思ったのですが、実は自治体の対応で困ることがとっても多いんです。

これ、移住する時の環境調査ではすっかり抜けていましたが、結構重要な点だと思います。

…ということで、私が移住してきて疑問や不安に思う自治体のことについて書かせて頂きたいと思います。

のん暮らオヤジ

今回は私が暮らしている自治体で起きた出来事について書かせて頂くもので、地方の自治体全てで同じことが起きることはないと思います。あくまでも私の体験談として聞いて頂き、地方移住希望者さんの参考になればと思っています。

 

自治体の困り事(税金)

【その1】税金の間違い(不動産取得税)

私は中古の一戸建て住宅を購入しましたが、古い家ということもあり価格が安く、且つ軽減措置に助けて頂けたので計算の結果、免税対象となり不動産取得税はゼロになりました。

これはきちんと必要書類を揃え、県の財務事務所へ提出して免税の手続きを行った結果です。

ところが後日、私が住んでいる町役場の税務課から「不動産所得税を支払いましたか?」という確認の電話が掛かってきたんです。

『免税の手続きをしたのにおかしいな?』と思い、「県の財務事務所へ免税の申請をしていますが払わないといけないのですか?」と問い合わせると「えっ?そうなんですか?確認してからまた電話します。」とのことでした。

当日中に再度電話が掛かってきて「免税の確認が取れました。ご心配をお掛けしてしまい申し訳ありませんでした。」とのことでした。

この時は引っ越してきて間もない時で、これからお世話になる町役場とは良好にお付き合いしようと思い、深く追求することはしませんでした。

でも今、冷静に考えると私が免税の手続きをしていることを言い漏れたら不動産取得税を支払う様に進んでいったんでしょうか?

大事な税金ですから正しく私は払いたいです。

【その2】税金の間違い(住民税)

私は移住してから1回転職しています。

この時は一度無職になったので住民税は天引きだった特別徴収から普通徴収に変更して支払っていました。

やがて次の就職先で勤務する様になったので、会社が手続きして特別徴収に切り替わり給与から天引きされる様になりました。

転職してから確か2ヶ月ほど経過した時だと思いますが、町役場の税務課から「住民税を滞納しているので至急支払う様に」と記載された督促状が届いたんです。

『給与から天引きされているのにおかしいな?』と思い、町役場に電話してそのことを伝えると「えっ?そうなんですか?確認してからまた電話します。」とのことでした。

のん暮らオヤジ

この時は『また?前にも似たようなことがあったなぁ。』と思い出してしまいました。

当日中に再度電話が掛かってきて「特別徴収されていることを確認しました。ご心配をお掛けしてしまい申し訳ありませんでした。」とのことでした。

しかし今回は2回目なので「大事な税金に関することですから先ずは役場で正確に確認してから連絡して頂けませんか?今回で2回目ですよ。」と伝えました。

税務課の担当者は「本当ですか?大変申し訳ありません。」との謝罪です。

これも前回と同じだなぁと思いながら、ここまでで電話を切りました。

流石に3回目は今日現在まで発生していませんが、そもそも今まで暮らしてきた自治体でこの様なミスは一度もなかったので『田舎の役場はこんな感じなの?』と本当に驚いてしまいました。

自治体の困り事(災害対応)

のん暮らオヤジ

2019年10月に各地で大きな被害をもたらした台風19号は記憶に新しいところであると思います。私が暮らしている町も直撃しましたが自治体の対応に疑問が残っています。

【その1】道路が通行止めのまま

私が暮らしている町も直撃し、数カ所で土砂崩れが発生しました。

この為、道路は寸断状態となり通行が不可能になりました。

流石に観光客も利用する幹線クラスの道路だけは比較的早く復旧しましたが、地元の方が生活で利用する道路は2020年6月時点でほぼ手付かずです。

これが生活に及ぼす影響はどれ位か例を挙げてみたいと思います。

上記の地図は住宅エリアと町エリアを繋ぐ道路を示しています。

右側が住宅、左側が町なのですが通行止めになるまでは青色の道路を皆さん利用されています。

この青色線のどこかで通行止めが発生しているのですが、8ヶ月近く経過した今でも使用不可能なため、赤色の迂回路を利用せざるを得ない状況です。

ちなみに青色線の道路は片側1車線づつの広めの道路でとても走り易いのですが、赤色は一部を除き道幅が狭く別荘地内を通り抜ける感じであまり宜しくない経路です。

時間も大幅に掛かる迂回路は本当に不便ですが、いつ通れるのか全く不明です。

この様に私が暮らしている山間部では崖崩れが起きると通行止めのまま放置されてしまうケースがあります。

【その2】危険な道路が放置のまま

先程の通行止めと同じく台風19号で土砂崩れが起きた後、道路は使用できる様にしたが危険な状況が放置される箇所もあります。

多くの車が通行する道路横の斜面ですが、土砂が崩れた後に大きな岩が剥き出しになりました。

 

拡大するとこんな感じで大雨や地震で落ちて来ないのか?と不安になる状況がやはり8ヶ月間も放置されています。

この大きな岩が崩れてきたら道路横に置いてある土留など効果は無いに等しいです。

 

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自治体の困り事(水道)

皆さんのお住まいの地域も同じだと思いますが、水道は自治体管理の元で各家庭に供給されていますね。

この水道でも困っていることがあります。

2019年7月から発生し始めた現象なのですが、水が急に出なくなるんです。

出ないと言いましたが完全にストップする訳ではなく、チョロチョロ程度には出ます。

この状態で2〜3分待つと何もなかった様に復活します。

汚い台所の動画で申し訳ありません。(^_^;)

この様に蛇口の操作は何もしていないのに極端に水量に変化が発生します。(かなり水量が戻ってきたところで録画開始した為ですが、実際はもっとチョロチョロまで弱まります。)

のん暮らオヤジ

直ぐに町役場の水道課へ連絡したのですが「お宅だけで発生している水道トラブルなので、ご自身で水道屋さんに連絡して修理を依頼してください。」と門前払いでした。

ところが後日、近隣の住居でも同様の現象が発生していることが分かり再度連絡することでようやく担当者が確認に来ました。

ちなみに以前はどうしてウチだけのトラブルと判断したかについて聞いたところ、水道課では全く近隣調査せずに『多分ウチだけ』と判断したそうです。(実にやる気のないお役所仕事!)

もう1年が経過しますが、未だに改善されないままです。

定期的にクレームを入れると「対応します。」との返事で見に来て、近隣設備のバルブ調整や部品交換だけを行って解決しないを繰り返しています。

そもそも原因が判明しなければ解決するのは難しいのでは?と意見を伝えたところ、水道のモニターを行う環境がないために原因を究明するのが困難であるとの答えが返ってきました。

最近では部品交換を行う度に水道に砂や泥が混じっており、これが原因でトイレも故障してしまいました。(最悪です)

番外編?

私が暮らしている環境の身近な問題とは少し異なるかもしれませんが、田舎だとこんな問題もあります。

地元の有力者優遇

確実な証拠物がない中で無責任なことは言えませんが、特に土木建築関係の有力者には町役場の担当者も優遇します。

何か困っていることがあっても後から有力者が相談を持ち込むと、それが優先となり私達は後回しになります。

順番待ちだけならまだ我慢出来ますが、例えば何か対策を行う場合に住民の多くがAプランと言っても、有力者がBプランと言えばBで即決です。

先述のとおり無責任な発言は出来ませんが、有力者を優先する露骨なメリットが町役場の担当者にはあるんです。(住民は皆不満を言っていますが、そこまでで終わりです。)

大手企業とのお付き合い

先ほど書かせて頂きました町の有力者と似ていますが、他県の大手企業が進出する計画がある場合、例えば工場などを建設するにあたっても住民を蔑ろにする傾向があります。

私が暮らしている町でも山を切り崩してメガソーラー設備を建設しようという動きがありますが、住民が災害リスクの増大と景観の悪化から反対していますが、町は反対しないんです。(正確に言うと町民には反対の意思があると言いますが止める努力をしません。)

広報では「住民のことを最優先」と謳っているのに企業誘致に優遇措置が取られている様に感じます。

確かに大手企業を誘致することは税収入の面から町が進めたい気持ちは分かりますが、住民の民意を全く無視した進め方に皆さんお怒りモード全開です。

これまた無責任なことは言えませんが、何故町長や町は断らないのか?断ると自分たちが何か失うものがあるのではないか?という話まで出てくる程、信頼関係に亀裂が入っております。

まとめ

如何でしたでしょうか。

冒頭でお話しましたとおり、今回は私が暮らしている町で起きている事実を書かせて頂きました。

全ての地方(田舎)の自治体で同じことが起きることは決してありませんが、しっかりと確認してから移住先とすることをお勧めします。

地方はネット上でも情報が乏しいので、自治体に関する正確な情報を得るためにも移住先に信頼出来る知人や友人を作ることが良いと思います。

友人なら「ここだけの話…」なども聞くことが出来、冷静に移住先として可否を判断出来ると思います。

 

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