こんにちは、のん暮らオヤジです。

この記事を読んで頂いる皆さんは社会人ですか?それとも学生さんですか?

長い人生を歩んでいると幾つかの節目で試験を受けなければならない時がありますが、やはり一番大切なのは就職する時の採用試験ではないでしょうか。

どんなに良い学校を出ても就職出来なければ残念賞ですし、逆に学歴が無くても良い職場に就職出来れば勝ちです。(初めから自営またはフリーランスになる方は就職しなくても残念ではないです。)

ここで言う良い職場は決して誰もが知っている有名企業とか、給与がとても高い会社ということではありません。

自分が進んで勤めたいと思う会社・企業が自分にとって良い職場という意味です。

但し、せっかく自分が行きたい会社が見つかっても競争率が高く、難関だったりすることも少ないなくないと思います。

そんな時「どうせ自分の卒業校では無理とか、自分のスキルでは試験に受からないだろうなぁ」と諦めてしまう方はいませんか?

ちょっと待ってください。

確かに絶対無理!は存在しますが、初めから諦めてしまうのは勿体ないです。

…ということで、今回は元採用担当者であり、自分自身も複数回の採用受験の経験がある私が「諦めないで!」について書かせて頂きたいと思います。

のん暮らオヤジ

あくまでも私の経験について書かせて頂きますので、全ての場面で同じことが起きるというものではありません。

挑戦する前に確認すること

 

 

前述で「初めから諦めるのは勿体ない!」とお話した直後で申し訳ありませんが、絶対無理は存在しますので、そこはよく確認してから挑戦してください。

①女性を募集する求人に男性が応募する
→男女雇用機会均等法があっても、性別を限定するお仕事はたくさんあります。
例えば「女性のための女性エスティシャン募集」であれば男性は諦めてください。(LGBTについてはここでは触れません)

②公務員など試験を受験する際の年齢制限
→役所の広報などで「市役所職員募集!」というのを見かけますが、試験を受験する資格に「平成○○年生まれの方まで」みたいに年齢制限がされていることがあります。これはひっくり返すことはまず無理なので諦めてください。
※中小企業の採用試験なら制限外の年齢でも採用される可能性があります。(私のことです)(^_^;)

③受験資格に学歴が指定されている
→採用対象として「大卒の方」と明記されている場合、4年制大学を卒業した方が対象になります。
殆どの場合、諦めた方が良い条件ではありますが一部例外もあります。(私のことです)(^_^;)

④受験資格に保有資格が明記されている
→例えば「大型自動車免許をお持ちの方」の様に資格を持っている方だけを募集している場合、資格なしだと難しいですね。
但し免許取得サポートをしている会社もありますから、求人内容をよく確認してください。

のん暮らオヤジ

流石に医療機関で「医師免許をお持ちの方」の場合は免許取得サポートなど絶対ないので諦めてください。(笑)

採用条件の確認が出来ましたら準備に進みましょう。

採用試験は書類選考が超重要

私が採用試験の中で一番重要視するのは書類選考です。

何しろここを通過しなければ面接で採用担当者に会って自分をアピールする機会を貰えないからです。

面接であれば相手の雰囲気などで回答内容を変えたり、緊張からうまく話すことが出来なくても例えば愛嬌のある対応などでその場で修正することが出来ますが、書類は担当者が書いてあることをそのまま読み取りますから間違っている内容はそのまま間違えたままインプットされてしまいます。

また本当は明るく仕事を頑張れる人なのに書類の書き方によって、一緒に働く社員としてどうか?と採用担当者を不安にさせてしまうこともあります。

ですから提出する書類は一番の力の入れどころとして時間も十分に使い慎重に書く必要があります。

仕事の経験や能力のアピールもとても大切ですが、それ以上に自分の性格や一緒に働くメンバーと協調してやっていける人間であることをしっかりアピールしてください。

採用担当者に「面接に呼んで会ってみたい」と思わせなければ失敗です。

そういう意味からも履歴書に貼る写真もとても重要です。

採用担当者に「暗いなぁ」「なんだか気難しそう」と思われたら大きなマイナス点です。

写真や履歴書・職務経歴書に書いてある内容で「話しやすそう」「他の社員とうまくやっていけそう」と思ってもらえれば自然と「会ってみたい」という気持ちになります。

ここで一点注意ですが、正義心からなんでも正直に全て書く方がいらっしゃいますが、例えば「先日までメンタル面で通院していましたが今は完治」など、採用担当者がネガティブになる内容まで積極的に書く必要はありません。(完治した過去の病気を書かないだけなら嘘になりません。)

のん暮らオヤジ

提出する書類は記載内容も写真も嘘は厳禁です。ただ嘘にならないギリギリまで盛ることが重要です。

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面接まできたらひたすら人柄をアピール

書類選考が通り面接まで漕ぎ着けたら、もう卒業した学校とか今まで職務経験など関係ありません。(勿論、質問されたら真剣に答えてくださいね。(^_^;))

ひたすら貴方のお人柄や「この企業で頑張って実績を残します」というアピールに重点を置いてください。

この時注意するのは相手の目を見てはっきりと丁寧に話をすること。(下を向いてモゴモゴと喋ってはいけません。)

最終面接では試験官に役員など組織の長が参加する場合が多いですが、この人たちは細かい仕事のことは殆ど気にしません。

とにかく組織で問題を起こすことなく他のメンバーと協調して業務を遂行出来るか?を見ています。

…ですから、たとえ前職を人間関係が原因で退職しても余計なことは言わず、「この会社で仲間と共に働いていきたい」を伝えてください。

のん暮らオヤジ

メンタル面、人間関係が原因で退職した人を企業は採用したがりませんので、超NGワードとして気をつけてください。

採用条件だけで諦めないで

のん暮らオヤジ

これはあくまでも私の経験談になりますので、必ずどの企業でも通用するというものではありませんので参考としてお読みください。

①某大手証券会社のグループIT企業

中途採用募集で学歴条件が4年制大学卒業でしたが、短大卒業の私は応募しました。

ただ応募だけでは条件で弾かれるので、履歴書・職務経歴書の他に自分の業務経験とこの会社でどの様に働きたいかを800文字程度にまとめたレポートを添えました。

後々分かったのですが、たまたまレポートが柔軟な考えの採用担当者の目に止まり「面接に呼んでみるか?」となったそうです。

これだけでも運が良かったのですが更に幸運が…。

面接当日に応接室にて待機していたところ、一人の男性が間違って入ってきました。

「あれっ?間違えちゃった。君は採用応募に来た人?」と声を掛けて頂いたのをきっかけに、その後10分ほど楽しくお話しさせて頂きました。

いよいよ自分が面接の順番になりノックして部屋に入ると、4人いる面接官の一人が先ほどの男性で机の上には「◯◯常務」と書いてあるじゃないですか。

先ほどのお話しの延長みたいな雰囲気の中で私もリラックスして自分をアピールすことが出来、結果的には常務の推薦で採用されました。

②地方の食品製造中小企業

この企業は学歴制限こそありませんでしたが、次期若手リーダー候補募集とのことで40歳までが条件となっていました。

すでに40代後半だった私は明らかに条件オーバー、しかも他の応募者は皆30代とのこと。

この企業は転職エージェントに紹介されたのですが、とにかくエージェントの担当者とは仲良く楽しく転職活動を行なっていました。

私はかなり気に入って頂いた(?)様で、更にこの担当者は応募した企業の採用担当者も一目置く存在であったために強く推薦して頂いたことは大きなメリットでした。

無事面接まで進み、あとは前述のとおりひたすら明るさ・真面目さ・協調性を中心に過去の業務実績を交えてお話したところ、急遽その日にそのまま社長と副社長の面接になり、1週間後には採用のご連絡を頂きました。

③某大手保険会社のグループ不動産管理会社

今までIT業務や人事・総務を経験してきた私ですが、未経験の不動産管理会社に転職することも出来ました。

はっきり言ってこの会社で即戦力として通用するスキルは持っていないので、「総務で経験したファシリティ業務のスキルを伸ばせる様学んでいく」とか「IT業務の管理も建物の管理に似ている面がある」などかなり強引な意気込みを話したことを覚えています。

後に採用担当者に聞けたのですが、いくつかIT関係の資格を保有していたので「必要なスキル取得のために勉強するタイプ」と判断頂き採用になったそうです。