こんにちは、のん暮らオヤジです。
私は老後の移住先としてマレーシアを候補としており、それを実現する為に有効なMM2Hビザを取得する活動を行なっております。
そして申請開始からとっても長〜い年月が掛かりましたが、ようやくMM2Hの本申請手続きを行うことが出来ました。
今回より数回に分けて手続きの内容や、発生したトラブルについて書かせて頂き皆さんと情報共有が出来ればと思います。
…ということで、今回は本申請1日目に行った銀行の手続きと健康診断書作成について書かせて頂きます。(^_^;)
先ずはエージェントと待ち合せ
私達夫婦は出来るだけ日本にいながら、且つ少ない時間でMM2Hビザを手にいれるためにエージェント(代理店)を使って申請しました。
エージェントを使うと仮承認までは日本にいたまま進行しますが、本申請手続きについては必ず本人(配偶者もビザを発行する場合は配偶者本人が同伴)がマレーシアに訪問して行わなければなりません。
エージェント利用の場合は移民局等へ本人が出掛ける必要は全くないのですが、銀行手続きと健康診断そしてパスポートを提出する必要があるために本人が訪馬(マレーシアへ訪問)しなければならないのです。
本申請の段取りはエージェント毎に異なるかと思いますが、私達が依頼したエージェントは初めに銀行で定期預金口座(MM2H取得条件=人質預金)開設から始まります。
尚、これから先の手続きにおけるエージェントの対応について、正直疑問や不満が残る内容が多かったです。これらについては逐一コメントを書いていきますので、エージェント名の判明に繋がる情報は注意しながら割愛し、質問を頂いてもお答えしませんので予めご了承をお願い致します。m(._.)m
銀行へ向かう
エージェントさんによっては宿泊しているホテルまで迎えに来てくれるところもありますが、私達が利用したエージェントからは「HSBC銀行のブキッ・ビンタン支店に直接来てください。」というメールが届きました。
私達が宿泊しているインターコンチネンタルホテルから、どの様に行けば良いのか分かりませんでしたが、インターネットの情報を駆使して向かうことにしました。(海外でインターネットを使うことが困難な方には厳しい方法ですので、予めエージェントに詳細情報を紙面等で提供してもらうか、送迎をお願いしておいた方が良いです。)
LRTクラナジャヤ線でダンワンギ駅へ移動
クアラルンプール の路線図で調べたところ、ホテルの最寄駅である『アンパンパーク駅』からLRTクラナジャヤ線に乗り『ダンワンギ駅』で下車してモノレールに乗り換えるのが良さそうなので、早速KLセントラル方面の電車に乗ります。
朝の通勤時間帯なので結構混んでいます。(都内の通勤電車に比べれば全然マシですが…)
混雑した電車の中ではカバン類は前側で抱えて持ち、スリには十分にご注意ください。
モノレールに乗り換える
ダンワンギ駅に着きました。
案内板に緑色の文字でモノレールの表示がありましたので、素直に従って進んでいきます。
改札口を抜けると乗り換えるモノレールの駅名『ブキッ・ナナス』が表示されています。
駅名が異なることから予測できますが、ここから少し歩いて移動する必要があります。
屋根のある歩道なので雨が降っても安心ですね。
…と思っていたら普通に一般道を歩くハメに。(そこそこ歩きます。)
ようやくモノレールが見えてきましたので、『ブキッ・ナナス駅』に到着した様です。
それにしても信号待ちの車やバイクがとても多いですね。
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改札口まで来ました。
モノレールも『Touch’n GO』が使えますので、お持ちの方は小銭を用意する必要がありません。
Touch’n GOは便利です
『Touch’n GO』は日本のSuicaやPASMOと同じ様に、予めチャージした金額分まで自動改札を通って自由に乗り降り出来るカードなので、切符(トークン)を買う手間が省けてとても便利です。
読み方は「タッチアンドゴー」という方と「タッチンゴー」という方がいて、どちらが正しいのか分かりませんが、私は「タッチンゴー」と呼んでいます。
『Touch’n GO』は1年間利用がないとロックされてしまうそうなので注意が必要ですね。
私達は最後の利用が昨年の3月だったので、今回はトップアップ(チャージ)することでそのまま利用出来ました。
モノレールの車内はこんな感じ
モノレールは4両編成と2両編成がありますが、2両編成が来ると写真の様に混雑してしまいます。(ちなみに左側に立っている男性2人は日本人でお仕事みたいでした。)
HSBCブキッ・ビンタン支店に到着
HSBCブキッ・ビンタン支店はモノレールを降りたら直ぐ分かる場所にあります。
写真のとおり『HSBC』と大きく表示がされていますので見つけやすいですね。(^.^)
エージェント担当者と合流
担当者とはプレミアセンターで待ち合わせとなっています。
案内板を見ると4階にある様です。
※HSBC銀行は20万RM以上の預金でプレミア口座を開くことが出来ます。日本にいながら事前口座開設出来るのはプレミア口座だけなので、必然的にプレミアメンバーになりました。
何とプレミアメンバー専用のエレベーターがありました。
ちょっぴり優越感を感じましたが、工事中で使用できず。(>_<)
プレミアセンターに到着。
でもエージェント担当者(A子さんとします)はいません。
少し待つと遅れて何事もなかった感じでA子さんが到着しました。(流石マレーシア遅刻ですか?って思ってしまいましたが、貴女日本人でしょ!)(>_<)
最初に洗面所をお借りしたのですが鍵が掛かっているため、銀行の方に鍵を借りて入る必要があります。
鍵が掛かるほどのトイレってどんなプレミア感があるのか楽しみ入ってみましたが、結構普通のトイレでした。(^_^;)
手続き開始
いよいよ手続きが始まります。(ここからは銀行内なので写真撮影は不可です。)
先ずは私達夫婦を担当するプレミアセンターの女性マネージャーさん(20代くらいのB子さん)を紹介して頂きました。
次に登録作業を行う事務担当者(30代くらいのC子さん)を紹介して頂き早速作業開始です。
とにかく早いテンポでパソコン作業が進むので、これに伴って英語も早く話されてしまい、英会話が苦手な私達はパニック状態。
ここで同行しているA子さんの通訳が威力を発揮するところですが何故かいません。
結局、事務担当C子さんも「仕方ないわね、待ちましょう。」という感じで作業がストップしてしまいました。
暫くしてようやく戻ってきたA子さんですが、何やらマネージャーB子さんと深刻な話をしています。
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トラブル一発目が発生
全く説明がないまま随分待たされましたので、こちらからA子さんに「どうしたんですか?」と聞いたところ驚きのトラブル内容が判明しました。
それはマレーシア政府から発行されてエージェントが預かっていた仮承認レターの内容に誤りがあり、このままでは定期預金口座が開設出来ないというのです。
どの様な誤りがあったのか…
既にご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、MM2Hビザを取得するための条件である定期預金は、50歳以上と50歳未満で預金額が異なります。(50歳以上は15万RM、50歳未満は30万RM)
申請時点で既に50歳を超えていた私は15万RMを預金すれば良いのですが、仮承認レターの内容が50歳未満用のため30万RMを預金することが条件となっていたのでした。
これにより今回の預金ではMM2Hビザの取得要件を満たせないというのです。
慌てたA子さんは私に「申請時は50歳未満でしたか?」なんて質問を始める始末です。
『これって今確認すること?』と大きな疑問と不信感が募りながらも、マレーシアまで来て無効にされては困るので何とか対応する様にお願いするだけでした。
キャッシュカードの作成
とにかくこのまま待つわけにもいかないので、仮承認レターの件はエージェントの別担当者に対応をお願いして、我々はA子さんと共に普通預金口座で使えるキャッシュカードの発行手続きに進むのでした。
日本の銀行の場合、キャッシュカードは申込みから一週間程後に書留で自宅に届くかと思いますが、ここHSBCでは即日発行です。
キャッシュカードは直ぐに受け取ることが出来ました。
ただこのままでは使えないために、アクティベーション(認証)を行う必要があります。
アクティベーションを行うためにはワンタイムパスワードをSMSを受取る必要があるので、一旦私の携帯番号をマレーシアで購入したSIMの番号に変更します。(書類に電話番号とサインを書けば、その場で変更してもらえます。)
次にHSBCのプレミアセンター内にはメンバーであれば利用できるパソコンが設置されているので、そこをお借りしてアクティベーションを実行します。
手順の途中でスマホにSMSが届きますので、そこに記載されている6桁のワンタイムパスワードを入力すればアクティベーション完了で、今日から使える様になります。
ネットバンキング登録
キャッシュカードの次はネットバンキングを利用するための登録作業に移ります。
パソコンを使ってIDを登録した後にログインの際に必要となるワンタイムパスワードを発行するセキュリティデバイスを受取りますので、その場で6桁の暗証番号を登録します
これでセキュリティデバイスに6桁の暗証番号を入力すれば、ワンタイムパスワードが表示され、そのワンタイムパスワードをネットバンキングのパスワード欄に入力すればログインが出来るという仕組みです。(日本でもお馴染みの方法ですね)
トラブル一発目は解決せず
トラブル発生から2時間程経過しましたが、仮承認レターの対応の目処が立たないことから、定期預金口座の開設については必要な書類にサインだけして、残りの手続きはエージェントに責任を持って対応して頂くということになりました。
すかさずトラブル二発目が発生
銀行で行う手続きは事前に開設済みの普通口座用のキャッシュカードの発行、定期預金口座の開設そしてプレミア特典のクレジットカードの申込みまでが予定されていました。
当然、次はクレジットカードの手続きに移るかと思いきや、A子さんから「私、お二人のパスポート写真をお持ちくださいと伝えてましたっけ?」との発言が。
「いいえ、そんな話聞いていませんよ。」と伝えると「あらっ、言うのを忘れちゃったみたい。パスポート写真を出さないとビザが出ないんです。」と笑いながら仰る。(・・?)
私は全然笑えないんですけど…。(>_<)
ここでA子さんから「それでは近くに写真屋があるので行きましょう。」との提案。
納得感ゼロなんですが、写真がなければビザが出ないなら仕方ないと写真屋へ移動するのでした。
お客さんのいないガラガラの写真屋ですが、撮影から写真の受取まで結構時間が掛かり、終わったのはお昼過ぎです。
自宅に日本の写真屋さんで撮った綺麗なパスポート写真があったのに、余計な費用が掛かった上に最大10年有効となるビザの写真がイマイチな写真になってしまうので残念極まりないです。(>_<)
A子さん大丈夫ですか?
続いてA子さんから次のお話がありました。
「この後、健康診断書の作成になりますが、元々医師からの簡単な質問に答える程度の診断なので、病院に行かずにリモートでも出来るんですよ。お一人50RMずつ追加費用が発生しますが如何ですか?」とのこと。
50RMあればマレーシアならソコソコ良い食事が出来るくらいの金額ですが、ここから移動する時間と費用を考えると、そんなに高くないかな?と思いお願いすることになりました。
診断は「お二人とも現在病気やお怪我はないですよね?以上です。」で終わりました。(*゚∀゚*)
まぁこのおかげで時間がかなり節約出来たので、銀行に戻ってクレジットカードの申込に戻れるなと思っていたらA子さんから「お時間がかなり経ってしまったことと、仮承認レターの対応が必須なので今日はここまでで解散しましょう。」との発言が。
お時間がかなり経ってしまったのは貴女のミスが原因でしょう?という疑問が大いに残るものの、仮承認レターを再発行してもらえなければ、ただのマレーシア旅行になってしまうので同意しました。
この後の手続きは翌日以降に続きます。
まとめ
如何でしたでしょうか。
本来は本申請手続きを不安なくスムースに進めるために費用を払ってお願いしているエージェントなのですが、最初から不安と手間のオンパレードです。
このエージェントさん、この後も問題を色々と起こしてくれますので、順にお話していきたいと思っております。
私の様に失敗しない様にこれから申請する方はエージェントさん選びを慎重に行ってくださいね。(でも、今回私が利用したエージェント名は伏せておきます。)
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のん暮らオヤジさん
MM2H本申請の手続き大変でしたね。
エージェント担当者A子さんと書いていただいたのでエージェントを特定できました。
エージェントさんも当日中の時間の調整ができないと思われたのでリモート健康診断を提案されたのでしょうが、費用を顧客に負担させるのはなんだか納得いかない感じですね。
マレーシアに住んでいる方で、ハプニング女王さんと言うふうに呼ばれている方(このブログ同じく名前とかニックネームは伏せます)が居るのですがその方の日記のように楽しく読ませていただきました。
ミスとかハプニングが起こると「コテ」って感じですね。
初めまして。いつも楽しく拝見させていただいています。マレーシアの本申請は大変でしたね。お疲れさまでした。私も数年後には、MMH2ビザを申請するつもりです。(主人の仕事の関係で、今は申請をできない状況です)
マレーシア滞在中は、屋台の料理を堪能されましたか?私は何回かマレーシアに行き、食べてばっかりでした。
本申請ということは、数年後にはマレーシアですか?数年後はマレーシアでお会いできることがあるかもしれませんね。
チィ・トラさん
コメント有難うございます。
本当にドタバタの本申請でしたが、無事にビザを取得できたのでホッとしております。
屋台街は幾つか散策してみましたが、結果的には何も食べることが出来ませんでした。(安くて良いのですが雰囲気が苦手かも?)
今はコロナの影響で入国も完全に出来なくなっている様なので、本申請手続き中の方は本当にお気の毒でなりません。
これからMM2Hの申請をご検討されているんですね。
マレーシアだけにいつビザ取得条件が変わるか分かりませんので、出来るだけ早くビザだけは取得された方が宜しいかと思います。
佐藤さん
コメント有難うございます。
健康診断の件は私達も移動の手間が省けて自由時間が増えたというメリットがあったので良しとしますが、パスポート写真を急遽用意することになった件は、事前に連絡さえしてもらえれば掛からない費用だったので納得感が無かったです。
マレーシアで暮らしている方で『ハプニング女王さん』なんているんですね。微妙に興味があります。(笑)